先生、もう一度好きになっていいですか。
ほかの先生たちまでは知り渡らなくて

よかった。先生をやめるなんて・・・。

それだけで罪悪感を感じた。


みゆちゃんとまいちゃんに別れをつげ、

母と父と飛行機に乗り込む。

あーあ・・・先生、さよなら。

すると、知らないうちに寝てしまった。


新しい校舎、友達、先生。

「あ、転校生ってこ?私、野宮理子。

 よろしくね。」

きりっとしていて男女から評判が

よさそうな・・・そんなイメージ。

目力に負け、視線をそらした。

「あ、よろしく。私は・・・」
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