先生、もう一度好きになっていいですか。
「それで、その付き合ってる子って?」

そして、全部説明をした。

理子のいじめの真実や

男付き合い、みんなが逆らえない理由。

すべてを説明し終えたとき、

まいちゃんは少し考え込んでいた。

「どうしたの?まいちゃん」

「いやー、別に逆らっても怖くないんじゃ

 ないかなーって。あたしは思う。」

あたしもそう思ったけれど

すぐ行動出来なかったのはなんで?

自分でも思った。

「ま、なんかあるんでしょ。

 先生も騙されやすいんだねぇ。」

「ま、辻っちって馬鹿だし。」

「あ、そういえば!」

そう二人で盛り上がっているのを

みていると急に静まった。

「…ん?」

「ま、いつでも相談乗るし、

 あたしら学校サボってるからさ。

 こっそり東京に少しいるよ。

 いつでも連絡してね!!」
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