先生、もう一度好きになっていいですか。
 ほーんとに翔哉が馬鹿で助かったわ。

 怜央も馬鹿だから階段から翔哉を

 おとしたし。理子だって弱虫だから

 あたしにさからおうなんてしない。

 昨日の事おしえてあげようか?

 理子はあなたを…」

と言った瞬間、後ろで物音がした。

「…蘭。そ、それは言わないで…。

 お願いだから…!」

「だってよ?親友に秘密にされて嫌よね?

 可哀想に。あなたの今の歪んだ顔。

 すごーく愉快だわ。

 鈴香ちゃんのことすごーk…」

その瞬間、ぶちっと何かが

きれ何が何だかわかんなくなった。

ただ、気づいた時には、

山野さんの頬をぶっていたという事。

「おい、お前ら、何やってんだ!!」

その先生の声に山野さんは小さく

笑っていた。…この瞬間を

まっていたかのように。

 

 
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