先生、もう一度好きになっていいですか。
すると、涙がでてきていた。

家に真っ直ぐ行こう…と思った。

でも、今はパーティー中。

…そんなの…関係ないよね…。

そう、考え急いで先生の家に行った。



「先生ッッ!」

すると、一瞬びっくりした顔をみせたが

すぐ冷静になり、冷めた顔になった。

「先生あのね…」

「なんで来たんだよ…」

「も、もう…あたしに…」

というと先生があたしのことを抱きしめた。

「傷つけても…傷つけても…

 なんでお前はおれについてくるんだよ!」

その瞬間、愛おしかった。

大好きだって思った。

思ってしまっていた。

…それでもミッションは達成

しなくてはいけなくて。

バチンッ!!

「もう、あたしに関わらないで」

といい先生を無視していなくなった。

ゆっくり振り向いたときには

先生の傷ついた歪んだ顔がみえた。
< 88 / 93 >

この作品をシェア

pagetop