相澤くんとの49日


――…




「…あ!やば、戸締まり忘れてた!!」




その日の放課後、教室を最後に出た私は、窓を閉め忘れたことに気付き、急いで教室までの道のりを戻っていた。




…あぁ、何で確認しなかったのよ、私のバカ!






そう思いながら、教室の扉を開いた私、





しかし、





次の瞬間、





私は、言葉を失った。





「…え…、な、んで?」




絞り出すように出た声は、ひどく情けない。





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