相澤くんとの49日
「…どういうこと?なんで、相澤くんがここに…死んだなんて…やっぱりうそだったとか…」
微かな期待を胸にそう呟く私に、
相澤くんは、
「…いや、ゴメン。オレ、一応死んでるから」
申し訳なさそうにそう呟いた。
「…じゃあ、今、相澤くんって世間でいう、幽霊みたいな…?」
「まぁ、そういうことになるかな?いまんとこ、詩音以外誰もオレに気づかないしな、朝からずっとここにいたのにさ」
やけにアッサリと頷く相澤くんに私は軽く目眩を覚える。