相澤くんとの49日


「…は?詩音に何でそんなことわかるんだよ」




相澤くんは、怪訝そうな表情を浮かべ、軽く私を睨む。




「だって、沙羅は、私と同じ幼稚園だもん、高校で仲良くなったのもそれがきっかけだったし…」




確か、私は相澤くんと幼稚園が違ったはず。




だから、必然的に相澤くんと沙羅が同じ幼稚園ではなくなることになる。




「ま、マジで…じゃあ、オレの初恋の天使は、一体誰なんだよ!?」





相澤くんは、絶望的だと言わんばかりに床に伏せた。





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