相澤くんとの49日


「わかったから、頭あげて、なんか私がめっちゃ心狭いみたいに思えてきたし」




私は、そう言うと、ベッドから降りて、相澤くんに向かい合う。




「ね、相澤くんが寝てる間にいろいろ考えたんだけどさ、とりあえず、相澤くんの初恋の子ってどんな感じなのか詳しく説明してよ」



そう言い放ち、私は、メモ帳を開いて机の上にのせた。




相澤くんは、まだ戸惑っている様子だったが、素直にコクリと頷く。




私はそれを確認して、ペンをにぎったのだった。





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