相澤くんとの49日
「じゃあ、詩音が授業うけてるとき、ちょっと校内散策とかしてくるわ」
「わかった、でも、あんまし目立つような行動しちゃダメだからね!」
「…何がダメなの?」
ビクッ
突然後ろから聞こえてきた声に思わず、驚いて過剰に反応してしまう私。
い、今の声って…
嫌な予感を感じながらもおそるおそる後ろを振り向く。
案の定、そこにいたのは、不思議そうな表情を浮かべた長谷部くんだった。
…あぁ、どうしよう