相澤くんとの49日


「あ、おはよう!長谷部くん…あはは」




とにかく、笑ってごまかすしかなさそうだ。




そう思って、必死に笑顔を取り繕う私。




そして、相澤くんは、驚いた様子でおとなしく私の隣にたたずんでいる。




さすがに、約束してから1日で長谷部くんにバレるわけにはいかないよね。





「…望月、さっき誰と話してた?」





長谷部くんは、ジッと私を見つめて、そう問い詰めてくる。





…ヤバい、なんか怪しまれてる?



冷や汗がタラリと背中をつたうのを感じた。





< 35 / 103 >

この作品をシェア

pagetop