相澤くんとの49日
「あ、おはよう!長谷部くん…あはは」
とにかく、笑ってごまかすしかなさそうだ。
そう思って、必死に笑顔を取り繕う私。
そして、相澤くんは、驚いた様子でおとなしく私の隣にたたずんでいる。
さすがに、約束してから1日で長谷部くんにバレるわけにはいかないよね。
「…望月、さっき誰と話してた?」
長谷部くんは、ジッと私を見つめて、そう問い詰めてくる。
…ヤバい、なんか怪しまれてる?
冷や汗がタラリと背中をつたうのを感じた。