相澤くんとの49日


その後、



相澤くんのお母さんと、たわいもない話に花をさかせていると、




「詩音」



そう私の名前を呼ぶ相澤くんが、私の視界に入ってきた。




そして、そのすぐ後に、




長谷部くんが疲れたような表情で戻ってきた。




「あら、誠くん、CD見つかった?」



お母さんがそう言うと、長谷部くんは、ニコリと、笑みを浮かべて、軽く頷く。







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