相澤くんとの49日


「すみません、今日は、いきなりお邪魔してしまって」




「いいのよ、すっごく嬉しかったし、またいつでも来てね」



お母さんは、私たちを玄関まで送りながら、そんな言葉をかけてくれた。




「ありがとうございました」



私も軽くペコリと頭を下げ、相澤くんの家を後にする。







「…で、アルバム見つかったの?」




しばらくして、私は相澤くんと長谷部くんにそう尋ねた。







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