相澤くんとの49日


「それが、なかったんだよね」



相澤くんが残念そうに答え、肩をすくめた。




「そっか…じゃあ、これからどうする?」




「そうだな…まずは、情報収集ってとこかな?」




長谷部くんは、ポソリとそう呟き、ニヤリと微笑んだ。




その時、




「あ、詩音!明日は、オレと誠で行くところあるから、詩音は、家で待っててよ」





突然、相澤くんのその言葉に首を傾げたが、




「わ、わかった」




私は、素直にそう呟き、頷いたのだった。





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