相澤くんとの49日
『…あのね、相澤くん、ハルは、私のおばあちゃんを助けるかわりに私に花嫁になることを要求してきたの…』
『…マジ?…もしかして、オレいろいろ勘違いしてたりした?』
私は、コクリと相澤くんに向かって頷く。
『…そっか…』
相澤くんは、そう呟くとハァーと、深いため息を漏らしながらうずくまった。
『…ゴメンね、私もいろいろ心配かけたみたいなのに、あんな態度とっちゃって…』
『…あー、いや…気にしてないから、大丈夫』
相澤くんは、そう言うと、ニコッと、いつもの笑顔を見せてくれたんだ。