【完】片想い~恋が終わるとき~
「宏太、おはよう」
「おぉ、おはよ」
「あのさ、翼くんから小バックのこと、何か聞いてる?」
「あ~~、そんなことも言ってたね。兄ちゃんに確認しとくね」
「うん、ごめんね。ありがとう」

確認する必要ないのになぁ、なんて思ってた。

次の日、

「確認してもらえた??」
「あ、うん。いいって!」
「じゃぁ、持って来れる日持ってきてもらってもいい?」
「わかった」
「お願いします♪」

小バックが手に入る。
それに…宏太からの、手渡しで、だ。

それが、本当に嬉しくて。

――……嬉しくて。


嬉しかった、のになぁ。

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