Summer memories
「なあ、大輔。」


「ん?なに?恭介?」


放課後


俺と大輔は、
志衣の掃除当番が終わるのを待っている。




大輔は門の前に落ちてた野球ボールを拾った。



池田中って書いてあるから、
うちの学校の野球部のボールだ。



大輔はそれを投げて遊び始めた。


「あのさ、お前さ……。」


俺は少し言うのを躊躇った。


これから、大輔を傷つけてしまうかもしれないから。



「なんだよー。」


「あ、いや、やっぱいいや。」


「なんだよ。気になるじゃねーかよ!」



ヤバい、食いついてしまった。


言うんじゃなかった。


「言えよー!気になって今日眠れなくなる!」





「お前さ、










まだ、













志衣のこと好きだった?」
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