Summer memories
野球ボール
海はオレンジの夕日の色に染まっている。
俺の制服は潮風になびいている。
浜辺って暖かくて気持ちいい。
俺は浜辺に寝そべった。
「はあっ。」
俺は手に握ってる野球ボールを見つめた。
志衣は恭介が好き。
恭介は志衣が好き。
2人は両想い。
じゃあ俺は………?
心臓が鉛のように重い。
もしも……、
もしも、俺がここで、
志衣が好きと言ったなら、
この関係はどうなる?
てか、言えねーよ、そんなこと。
俺は浜辺で立ち上がり、
「っくそーーーーーーー!!!」
と、叫び、野球ボールを海に力強く投げた。
海は遠くの方で小さく『ぽちゃん』と呟いた。
「なんで俺じゃないんだよ………。」
俺はしゃがみこんだ。
と、その時
「大輔っ!!!」
後ろからかすれた声が聞こえた。
俺は勢いよく振り返ると、
「トっトキばあちゃん!!?」
俺の制服は潮風になびいている。
浜辺って暖かくて気持ちいい。
俺は浜辺に寝そべった。
「はあっ。」
俺は手に握ってる野球ボールを見つめた。
志衣は恭介が好き。
恭介は志衣が好き。
2人は両想い。
じゃあ俺は………?
心臓が鉛のように重い。
もしも……、
もしも、俺がここで、
志衣が好きと言ったなら、
この関係はどうなる?
てか、言えねーよ、そんなこと。
俺は浜辺で立ち上がり、
「っくそーーーーーーー!!!」
と、叫び、野球ボールを海に力強く投げた。
海は遠くの方で小さく『ぽちゃん』と呟いた。
「なんで俺じゃないんだよ………。」
俺はしゃがみこんだ。
と、その時
「大輔っ!!!」
後ろからかすれた声が聞こえた。
俺は勢いよく振り返ると、
「トっトキばあちゃん!!?」