Summer memories
「トキばあちゃん!なんでここに?」
「店から大輔が見えたんじゃよ。」
トキばあちゃんは俺の隣に座った。
「あ、いていてててて。」
トキばあちゃんは腰をさすった。
「トキばあちゃん大丈夫!?」
「なんのこれしき。大丈夫じゃよ。」
ザザザザ………
波が押し寄せる音が聞こえる。
「大輔や。悩みがあるなら、ばあちゃんに言いなさいね。聞いてやるぞ。」
「えっ!?なんで?」
「ほれ、言いなさい。あるんだろ?」
少し言うか戸惑ったけど、
溜め込むのも好きじゃないから、
志衣のことが好きなこと、
恭介と志衣が付き合いだしたこと、
など、すべてトキばあちゃんに話した。
俺が話している最中もトキばあちゃんは、真剣に聞いてくれた。
そして全部話し終わると
「そうかいそうかい。」
と、トキばあちゃんは言った。
「俺、志衣のこと好きだけど、
恭介のことも好きだから。
諦めるしかないのかな?」
すると、トキばあちゃんは一拍おいて
「そうやなぁ。」
と答えた。
内心俺は驚いた。
「でもな、大輔や。
恋は早いもん勝ちなんや。
そこで、諦めたほうが潔いじゃろ?
それでも、諦めれんのやったら…」
「諦めれんかったら?」
「略奪愛や。」
トキばあちゃんは小声で、言った。
俺は少し後ずさった。
「トっトキばあちゃん、怖いこと言うなよ。」
「がっはっはっは!そんな驚く事でもない。
別に略奪愛は悪いことではないんじゃよ。
恋は取ったもん勝ちじゃよ。」
「さっき早いもん勝ちっつったじゃんかよ。」
俺がそう言うと、トキばあちゃんはまた大きく口を開け、大声で笑い出した。
「店から大輔が見えたんじゃよ。」
トキばあちゃんは俺の隣に座った。
「あ、いていてててて。」
トキばあちゃんは腰をさすった。
「トキばあちゃん大丈夫!?」
「なんのこれしき。大丈夫じゃよ。」
ザザザザ………
波が押し寄せる音が聞こえる。
「大輔や。悩みがあるなら、ばあちゃんに言いなさいね。聞いてやるぞ。」
「えっ!?なんで?」
「ほれ、言いなさい。あるんだろ?」
少し言うか戸惑ったけど、
溜め込むのも好きじゃないから、
志衣のことが好きなこと、
恭介と志衣が付き合いだしたこと、
など、すべてトキばあちゃんに話した。
俺が話している最中もトキばあちゃんは、真剣に聞いてくれた。
そして全部話し終わると
「そうかいそうかい。」
と、トキばあちゃんは言った。
「俺、志衣のこと好きだけど、
恭介のことも好きだから。
諦めるしかないのかな?」
すると、トキばあちゃんは一拍おいて
「そうやなぁ。」
と答えた。
内心俺は驚いた。
「でもな、大輔や。
恋は早いもん勝ちなんや。
そこで、諦めたほうが潔いじゃろ?
それでも、諦めれんのやったら…」
「諦めれんかったら?」
「略奪愛や。」
トキばあちゃんは小声で、言った。
俺は少し後ずさった。
「トっトキばあちゃん、怖いこと言うなよ。」
「がっはっはっは!そんな驚く事でもない。
別に略奪愛は悪いことではないんじゃよ。
恋は取ったもん勝ちじゃよ。」
「さっき早いもん勝ちっつったじゃんかよ。」
俺がそう言うと、トキばあちゃんはまた大きく口を開け、大声で笑い出した。