Summer memories
俺はアイスの袋のパッケージ見た。



「チョコアイスって、俺朝も食ったし……。」



恭介のやつ、わざとだな。



まあ、いいや。



俺はアイスの袋を開けていると、




海にプカプカと何かが浮いているのが見えた。



「野球ボール………。」




そして、それはそのまま俺の座っている浜辺に流れ着いた。



「っすげー。奇跡の再会?みたいな。」




遠くの方に投げたつもりだったんだけどな。



野球ボールは俺の手に届く場所まできたから、




なんとなくこのボールに縁を感じ、



ボールを拾った。




そして俺は立ち上がった。




そしてカバンを持ち上げ、





「帰ろ。」




俺は野球ボールをポケットに入れて、




浜辺をあとにした。

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