Summer memories
「恭介からだ……。」


「俺も。」



なにかあったのかな………?




メールを見てみると、



『わりー。

今日学校行かれそうにねー。

先生に休むって伝えとってくれ。

お前ら遅刻すんじゃねーぞ?』



「は?休む理由は?」


「確かに、なんで休むんだろ……。」




えーと、色々と疑問が………。



「と、とりあえず、理由は学校が終わった後に聞こうぜ。今は時間がねー。」


それもそうだ。


あと10分しかなかった。


「ってあと10分ー!!?」



「お前が来るのが遅かったんだよ!
ほらっ走るぞっ!!」



大輔はあたしの右手を握り走り出した。


「駄菓子屋はー?」


「今日はパスー!」



あたしの心は少しモヤモヤしていた。


駄菓子屋に行かないのもあるけど、

 

左手が寂しいからかな。

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