Summer memories
小さな背中
「なんか、手みやげ持って行く?」
大輔がそう言ったのは、駄菓子屋を過ぎようとする、直前だった。
あたしは、いいね!と言って、
駄菓子屋に入っていった。
「はいはい、いらっしゃい。」
「うーん。どれにしようか………。」
「あいつ、意外と甘党だからな~……。」
そう、あたし達が悩んでいると、
「これにしたらどうかね?」
と、トキばあちゃんはあるお菓子を指差した。
「なんだこれ?」
「あたし初めてみる………。」
その、お菓子のパッケージには、
『マシュラム』と、書かれている。
パッケージは、半透明でベースが淡い水色。
そして、その上にカラフルな星が描かれてる。
半透明だから、うっすらと中は見えるが、
正体は分からない。
「それは今日新発売で、夏休み限定品じゃ。」
「えっ!?夏休み限定品っ!?」
「じゃ、夏休みの間しか売ってねーってこと?」
トキばあちゃんは頷いた。
「よしっ!志衣!これ買おうぜ!」
「待って、これ中身なんなの?」
「マシュマロじゃよ。で、中にラムネが入ってるんじゃ。」
マシュマロ、ラムネ………
「それで、マシュラムか!!」
「そのまんまじゃねーか(笑)」
トキばあちゃんはがっはっはっはと、大きな口を開けて笑った。
「買ってくかね?」
「「うん!」」
「はいよ。60円じゃよ。」
あたし達は割り勘して、30円ずつ払った。
大輔がそう言ったのは、駄菓子屋を過ぎようとする、直前だった。
あたしは、いいね!と言って、
駄菓子屋に入っていった。
「はいはい、いらっしゃい。」
「うーん。どれにしようか………。」
「あいつ、意外と甘党だからな~……。」
そう、あたし達が悩んでいると、
「これにしたらどうかね?」
と、トキばあちゃんはあるお菓子を指差した。
「なんだこれ?」
「あたし初めてみる………。」
その、お菓子のパッケージには、
『マシュラム』と、書かれている。
パッケージは、半透明でベースが淡い水色。
そして、その上にカラフルな星が描かれてる。
半透明だから、うっすらと中は見えるが、
正体は分からない。
「それは今日新発売で、夏休み限定品じゃ。」
「えっ!?夏休み限定品っ!?」
「じゃ、夏休みの間しか売ってねーってこと?」
トキばあちゃんは頷いた。
「よしっ!志衣!これ買おうぜ!」
「待って、これ中身なんなの?」
「マシュマロじゃよ。で、中にラムネが入ってるんじゃ。」
マシュマロ、ラムネ………
「それで、マシュラムか!!」
「そのまんまじゃねーか(笑)」
トキばあちゃんはがっはっはっはと、大きな口を開けて笑った。
「買ってくかね?」
「「うん!」」
「はいよ。60円じゃよ。」
あたし達は割り勘して、30円ずつ払った。