Summer memories
「やだよ!恭介が死ぬなんてやだ!」



「そーだよ!てか、なんで恭介なんだよ!」



あたしと大輔は泣いた。



声をあげて泣いた。



そんなあたし達を恭介は何も言わず、抱きしめた。



そして、小声で、



「お願いだから泣かないでくれよ………。」


と、囁いた。



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