未定
まだよく分からない広い校舎のなかを歩き回る。




_____「ねぇ、北斗、本当に1人で教室いける?」




高校生にもなって幼なじみ、それも女に教室まで送っててもらうやついるか!




_____「大丈夫だよ、そんなの心配するほどのことじゃねーだろ」




そう言ってきたのはいいけど…




ここはどこだろーなー。




噴水もあって花が咲き乱れてる、ベンチもあるから中庭かな。




とりあえず、入学式までは時間もあるし…




自販機でコーヒーを買ってベンチに座ってみる。




………高校生っぽくね?(笑)




いや、まぁ高校生なんだけど




こーゆーのって漫画とかでもあってさー、かっこいーんだよね。




イケメンがコーヒー飲みながらベンチでボケーっとしてるシーンとかね。




まぁ、俺そんなイケメンじゃないんですけどね。




でも、そこそこって感じだよな、うん、そう思いたい。




中学ん時も彼女とか普通にいたし




高校違うから別れただけだし、だから今は彼女がいないだけだし。




ちなみにスポーツは得意、あ、そーだ。




この高校はさ、出来て4年なんだけどバスケが強いんだよね。




だから来たって感じかな。




勉強もそこそこだし、そんなに苦労したわけじゃない。




もちろんバスケに命かけてます!って奴じゃないから俺。




のほほーんとしてる感じ、まぁ、バスケ部入るつもりなんだけどね。




_____ピロロンっ




突然ケータイが鳴った。




先週、ガラケーからスマホに変えたからちょい慣れてない。




mailか。




To北斗
fromルナ




ルナからか。




mailの内容、『北斗、今どこ?』




…………(汗)




へい、中庭だぉ。




………(汗)




とりあえず嘘つくのもなんだし『中庭』




とだけ返しといた。




数秒後にやってくるルナ。




速いな。




「あ、ルナって陸部だっけか」




「それがどーした」




今は関係ないですよねー。




強制的に手…詳しくいえば手首を掴まれて




俺の教室1-4へ連れていかれる。




「もう、教室行っても北斗いないしさぁ」




俺の教室行ったんか。嘘つかないで良かった




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