王子様の恋物語

「うわぁ…なにココ!綺麗!涼しい!」


俺がリィを連れてきた所は、城の裏手にある小さな池

いい感じに木も生えていて
水辺なので涼しい
夏に最適な俺の安らぎ場所


「…深い?」


池の水をピチャピチャさせながらリィが聞いてきた


「深くはないよ。俺の膝より少し上ぐらい」


俺が小さい頃は、プール代わりに入ってたしな


「わぁー、冷たい!気持ちぃ!」


池の縁に座って池に足を浸けるリィ
とても、幸せそうな顔をしている

そんなリィを眺めながら、俺は近くの木に寄り掛かって座る

あー、座ると眠くなってくる…
昨日は遅くまで父様の仕事手伝ってたからなぁ…



< 11 / 121 >

この作品をシェア

pagetop