王子様の恋物語
「うわぁ…なにココ!綺麗!涼しい!」
俺がリィを連れてきた所は、城の裏手にある小さな池
いい感じに木も生えていて
水辺なので涼しい
夏に最適な俺の安らぎ場所
「…深い?」
池の水をピチャピチャさせながらリィが聞いてきた
「深くはないよ。俺の膝より少し上ぐらい」
俺が小さい頃は、プール代わりに入ってたしな
「わぁー、冷たい!気持ちぃ!」
池の縁に座って池に足を浸けるリィ
とても、幸せそうな顔をしている
そんなリィを眺めながら、俺は近くの木に寄り掛かって座る
あー、座ると眠くなってくる…
昨日は遅くまで父様の仕事手伝ってたからなぁ…