王子様の恋物語

涼しい風が俺達を撫でる

すると、俺の肩に重みを感じた
見るとソコにはリィの頭が…


「り、リィ?」


いきなり、体重を預けてきたリィの名前を呼ぶ…しかし、返事が無い


「…まじかよ」


リィは俺に体重を預けたまま寝ていた
しかも、熟睡…

リィの寝顔…
うん、可愛い…

…じゃ、ない!
この状況どーしよう!


「んふっ…レイぃ…」


いきなり呼ばれてドキッとする
慌ててリィを見るがその瞳は閉じられたまま

…寝言?
俺の名前を呼ぶってどんな夢見てるの?

しかも、そんな嬉しそうな笑顔で…
お前はどんだけ俺の心を乱せば気がすむの?


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