王子様の恋物語

「リィ。俺、挨拶回りに行かなきゃいけないんだけど…気を付けろよ?」


リィと変態王子に気を取られて忘れてた


「うん、大丈夫!ヤミちゃんと居る」

「…リィは、守る」


二人の女の子の返事が返ってくる
でも…


「二人で居れば大丈夫だとは思うけど…変態王子みたいなのには気を付けろよ?…もちろん、ヤミラ様もですよ?」


ナイトダーク国の姫とは言え女の子
一応、気を配る


「……リィといい、貴方といい…本当に変わった人達ですね」


ヤミラ様が微かに笑った…気がした


「言い忘れていました。…お誕生日おめでとうございます、レイ王子」

「あ、どうもありがとうございます。では、二人とも気を付けて楽しんで下さい」


少し頭を下げてお礼をのべる
そして、俺は挨拶回りに向かった




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