王子様の恋物語

レイのフィアンセになって
一緒の時を過ごすことが増えて

気付いたらもう堕ちてた


「…今度はピンクのオーラ」

「思い出し照れ中です…」


レイは文句を言いながらも優しい
困ってると絶対助けてくれる

さっきも、ホップ王子に捕まってどうしようかと思った

でも、レイはサッと現れて私を助けてくれた
ぎゅっと抱き締めて、フィアンセと宣言してくれた


「…リィ、頬が緩んでるよ?」

「だ、だって…嬉しかったんだもん」

「…リィは本当に素直だな。表の表情と見えるオーラがいつも一致する。…まぁ、そんなリィだからこそ私は好きなんだけどね」

「えへへ、ありがとうヤミちゃん。私もヤミちゃん好きぃー」


その後も、二人でキャッキャとお話していた
で、終わってから気付いた…

私、レイに"おめでとう"って言ってない!


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