王子様の恋物語

「ん?レイ、アレ!」


帰るため城に向かう道を歩いていると、リィが何かを見つけた

リィが指差す方を見ると、鳥かごのような物が…


「伝言オウムだ」


鳥かごに入っていたのは一羽の鳥
"伝言オウム"

この鳥は、多くの家で伝言鳥として飼われている

しかし、なんでこんな所にこの鳥が?


「レイ、これ…」


リィが持っていたのは一枚のメモ
"覚えません"の一言が書かれたメモ

あぁ、なるほど…
この鳥、伝言オウムなのに何も覚えられなくて捨てられたんだ

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