王子様の恋物語
「えっと…初めまして。ロズレッド国の王女…リィといいます」
ペコッと頭を下げるリィと名乗った女の子
すると、その自己紹介に父様が付け足した
「レイ。お前のフィアンセだ」
「「え!?」」
父様の言葉に俺とリィの言葉が重なる
どうやらリィも聞かされてなかったらしい
「ちょっ…お父様?!聞いてないよ?!」
リィがロズレッド国王様に詰め寄っている
「サプライズだよ?リィ」
笑いながらロズレッド国王様がリィに言う
すると、リィがロズレッド国王様にワーワー言っている
…そんなに俺との婚約嫌なの?
そこまで嫌がられると俺だってムキになってしまう
「俺、こんなのがフィアンセとか…嫌だ」
…言ってしまった