王子様の恋物語

「レイ、ココ、なんなの?」

「ん?俺の秘密基地。俺のじーさん。前国王が作ってくれた。ちなみに、父様すら知らない場所」


短い下り階段を降りると、再び扉が現れる
その扉を開けると…


「うわぁ、スゴい!」


リィが驚いた扉の向こうには…
広い部屋が広がっている

ソファや、テーブル…など生活用品
あと、電気だけは通っているので
冷蔵庫なんかも備わっている


「ここでなら、ソイツ飼えるだろ?」


っと、指差すさっきの鳥


「うん!ありがとうレイ!」


笑顔でお礼を言って、さっそく鳥かごをセッティングしている

…誰にも教えるつもり無かった秘密基地
でも、教えてしまった

本当、俺…リィに弱すぎる…




< 42 / 121 >

この作品をシェア

pagetop