王子様の恋物語
「オーちゃんは可愛いねー」
「クゥクゥー!」
オーちゃんと楽しそうに戯れるリィ
そんなリィを眺めながら俺は覚悟を決める
俺はリィに聞かなくてはいけないことがある
「リィ…」
「ん?」
俺が呼ぶと振り向くリィ
コレを聞いてしまったら…もう、リィに会えなくなる可能性もある
でも、聞かなきゃいけない
「大事な話があるんだ…」
「…うん」
真剣な話なんだと悟ってくれたリィは、オーちゃんの所から離れて俺の向かいに座った