王子様の恋物語

「オーちゃんは可愛いねー」

「クゥクゥー!」


オーちゃんと楽しそうに戯れるリィ

そんなリィを眺めながら俺は覚悟を決める
俺はリィに聞かなくてはいけないことがある


「リィ…」

「ん?」


俺が呼ぶと振り向くリィ

コレを聞いてしまったら…もう、リィに会えなくなる可能性もある

でも、聞かなきゃいけない


「大事な話があるんだ…」

「…うん」


真剣な話なんだと悟ってくれたリィは、オーちゃんの所から離れて俺の向かいに座った

< 44 / 121 >

この作品をシェア

pagetop