王子様の恋物語
俺の気持ち
あの最悪な出会いから7年が経った
あれからリィは、ロズレッド国王様と一緒にシーブルー国に来ることが多くなった
たぶん、父様達の戦略かな?
俺とリィがいい感じになるための…ね?
コンコン…
「どーぞ?」
自室の扉が叩かれる
俺が返事をすると扉が開く
扉の向こうにはリィの姿があった
白いシルクにピンクの花が刺繍された
清楚で、でも可愛いワンピース
リィによく似合っている
でも、素直じゃない俺
「…また、来たの?」
「むぅ、強制的に連れて来られるの!」
ほっぺをぷくっと膨らませ怒るリィ
そんなリィも可愛いと思ってしまう俺は馬鹿なのかもしれない