王子様の恋物語

レイとケーラ様が並んでる姿が嫌でも目に入る


もう、ダメ…
ここに居られない…


私はソッと会場を抜け出した


会場を抜け出し、歩き慣れた敷地内を進む
そして、ある所にたどり着いた


「オーちゃん、元気だった?」


私はレイの秘密基地に来たのだった
レイとの思い出があるこの場所も、もう来れない

オーちゃんにも会えなくなるんだね…


「オーちゃん、おやつあげるね?」

「クゥ!クゥー!」


鳥用のおやつを餌いれに入れる
それを嬉しそうに啄むオーちゃん

ソレを眺めながら、私は口を開く


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