王子様の恋物語

「えいっ!」

「やぁっ!!」

「とぅ!!」


城の敷地内の広場に、リィの姫ならぬ声が響く

って、ゆうか…
スカートでスポーツってどうなのよ?
乙女として、一国の姫として…大丈夫なの?

なんて、考えてる間に俺の打ったバドミントンの羽がリィのコートに落ちた


「うわぁ!あー…」

「ん、リィの負け」


只今、5連勝中の俺
リィはとても悔しそう


「レイ!ずるい!手加減してよ!」

「リィ、手加減したら怒るじゃん」

「ぅ…」


リィは何も言い返せない
俺の勝ち


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