めろめろ、きゅん
コウモリたちの試食会
十月某日。萌ちゃん率いる部員くん達は調理室に屯していた。今日はクッキング部が休みだったため調理室をお借りしたのだ。しかし、
「ねぇ姶良君。これ食べれるの?」
「食べられるか、食べられないかじゃねえ。 食 べ る ん だ ! 」
ぐつぐつ。どろどろ。ぶくぶくと煮えたぎる鍋を囲う部員達。鍋の中身を見た萌ちゃんはもはや涙目。そしてあまりの異臭に真っ白は鼻をつまむ。