めろめろ、きゅん



「追え!胡椒君!キムチの臭いで失神させた後ここに連れて来るのだ!とくとワサビを堪能させてやる!そして我が“山葵同好会”へ引き摺り込んでやる!」

「了解しました唐辛子先輩。報酬はワサビ一年分でお願いします。」



長い黒髪を靡かせて逃げ惑う萌達を追いかけた胡椒さん。もちろん手にはキムチを常備。


ワサビ一年分を妄想している胡椒さんはマッハのスピード。真白で言うマシュマロ一年分と同じだ。――――こうして魔の鬼ごっこが開始された。


放課後は、同好会同士の死闘です。



< 68 / 84 >

この作品をシェア

pagetop