放課後学校
カチッ


「えーニュースです

昨夜 清藤学校で

女子高生 惨殺死体が 見つかりました。


少女の死体は目、など体の内部の物を全て 抜かれるという、なんとも残虐な…

少女の名前は 飛鳥 美依さん…」


備えておいたカセットラジオがついた。

しかも残虐なニュース。

なんともタイミングの悪い…


って…清藤学校って今俺がいる学校じゃん。

「この事件はもう何度も続いており、逃げ切った生徒の供述によると、最初ヒタ、ヒタという足音が聞こえてくると―」

ガシャンッ

俺はカセットラジオを床に落とした。


ヒタという足音が―


ヒタ…ヒタ…

目玉や内臓などを抜かれる…


ヒタヒタヒタヒタ…ヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタ…



「うわぁぁぁぁっ
うわぁぁぁぁっ!」


俺は嘆くように叫んだ。


ヒタヒタヒタヒタヒタヒタヒタ!


「来るなぁぁぁぁ!」

そうだ!相田に連絡しよう。


「も…しもし?相田か?た助けてくれ…
実は…」

俺は今までの事を全部話した。

「えぇ!それってマジヤバくね?今お前の所行って警備長に連絡すっから適当に逃げててくれ。」


ブチッ


ツーツツーツツーツ

「ひっハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッ!」

息が荒くなる。


早く助けてくれ。


殺される!
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