放課後学校
どんなに叫んでも


幽霊には届かない



どんなに泣いても



犠牲者は目を覚まさない。


私は震える手で鉄の棒を向け、化け物に立ち向かった。



「殺すなら…アタシを殺せばいい…でも、 皆には何もしないで!」


[きゃははは~!]

幽霊の手の平には
光の球がのっていた。


ドシュュウウゥゥゥ


「きゃあああああっ」

光の球が私めがけて飛んできた。



「危ない!」

ドンッ


バァァアンッ


「う…?アタシ助かったの?」

ハッッッ

目の前には倒れてる鷹斗の姿。


まさか私をかばって…?


「鷹斗!!どうして…」


鷹斗は息を切らしながら話した。


「な …んで…っ…て ずっ…と 友達 だっ…たか…ら…」

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