放課後学校
「鷹斗!?鷹斗!」


鷹斗はもう息をしていなかった。


私は怒りで震えた。


「許さない…お前なんか…絶対絶対許さない…」


もう方法は一つしかない…

バッ

私はお札を出した。

[そ、れは…]


おばあちゃん力を貸して…

「お前なんか…消してやる!」



ドシュュウウーー


お札を出した瞬間白い影が人の形をして出てきた。


まさか…あれは


『やすらか…に眠りなさい。
苦しみから…浄化しなさい…』

この声…まさか

戦う方法を教えてくれた 『 アレ 』?


「う。うぅ…」

幽霊は段々安らかな姿になっていった。


あれは…!

「琥珀!![こはく]」

琥珀は4歳の妹


でも…3年前に…
殺された。


目や体の内部えぐられて。

きっとこの世に恨みを持って死んだから…

あんな事をする霊になってしまったのだろう。

[ぉ…ねぇ…ちゃ…ん…ごめ… んね…
だ…ぃ…すき…]

「琥珀!!!!!」


琥珀は足からどんどん消えていった。

「琥珀…ごめんね。
大好きだから!!!」

もう頭まで消えていった。

「琥珀…!!!」

そしてキラキラした粉になって消えた。


「うぅっ琥珀っごめんね…」
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