のっくあんのっく☆!
「え−…っ」
「あはっ!どう、びっくりした!?」
人が、宙に舞い上がった。
「……………なんで?」
「さあなんででしょう!
それは魔法使いだからです!」
………もしかしたら。
「…ねえ変態、今のにタネも仕掛けも嘘偽りもなにもないんだよね?」
「ないよ☆そして変態でもないよ☆」
深海と目を合わせてこくりと頷く。
「変態、あたしたちを江戸時代に連れてってよ!」
「おっ、やーっと信じてくれたみたいだね!
変態じゃないけど!
じゃあしっかり念じてね☆
とぅいんくるとぅいんくる☆きらりらりーん☆」
所詮、あたしたちは馬鹿。
だからこそ、信じる。
あたしと深海は江戸時代で−
かりりんみたいなアイドルになる。