ラブ★パニック
そういって去って行った男...





「なんだあれ!もう最悪だあ!」



「あれ?つーちゃん?」



「ゆうちゃーん。」



「うわっ!」






わたしは、勢いよくゆうちゃんに飛び付いた。






「ゆうちゃん、最悪だ!どうしよう!一生の終わりだ!」



「まてまて、俺がいない短時間で何が起きた?」



「うう...。」






ゆうちゃんとは、保健の先生であり私の従兄の高梨優哉(たかなし ゆうや)。

とってもかっこよくて優しくてもう文句のつけようがないほど破滅的にヤバいくらい完璧な王子様だ。

その上、黒髪に黒ぶち眼鏡で背が高いという、私的にもう最高に完璧にそろっている。





「なにかあったの?まさか!可愛い可愛いつーちゃんを誰かがいじめたのか?」


「...。」




キスされたなんて、口が裂けても言えない...







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