*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「山南さん…?」

あたしがそう言うとふと我に返ったように作る笑いを浮かべた。

「そういえば、記憶がないらしいですけど大丈夫ですか?」

…………あ!

「そうだ、あたし記憶なかったんだ…」

忘れてた…。

「ふふふ…忘れん坊ですね。」

山南さんはそう言って笑った。

「…だってぇ…」

いろんなことがありすぎて……。

「あ、もう昼餉の時間ですし、私はこれで失礼します。
久しぶりに楽しかったです。ではまた。」

山南さんはそう言ってどこかへ行ってしまった。

「むー…」

記憶かぁ…。

もう何が何だか忘れてたよ。
< 104 / 392 >

この作品をシェア

pagetop