*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「刺してもいいのか?
死にたいのか?」

ぐっと刀に力を入れる鬼さん。

あぁ・・・あたしはここで死ぬのか?

自分の名前も分らないまま・・・・両親にも看取られず・・・短い短い人生を・・・・。

ふとそんな考えが頭をよぎった。

ープツン

だけどそんな考えは、そんな音を立てて痛みがはしったときにどこかへとんでいってしまった。

「いってぇ!」

痛みがあるとこを触ると、ヌメっという感触がした。

恐る恐る手をみると・・・・

「血―――――――――――――――――!!!」

そう、血がべったりついていた。
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