*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
ーガラッ

「うっ…」

血の臭いが充満してる。

気持ち悪い。

「…おぉ、総司とクソガキじゃねえか。
どうしたんだ?」

臭いの中心には……うん。もはや鬼さん。

「土方さん……ついに鬼になりましたか…」

「おいクソガキ、言葉に気をつけろ。
俺は今最高にイラついてんだ。」

土方さんはそう言って睨む。

「そうですかぁ。
だけどね。あたしだってイラついてんですよぉ。
毎日毎日ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー叫ばれて、眠れないし、だから憂さ晴らしにそいつ一発殴らせてもらえませんか?」

けどあたしだって負けてない。

「嫌だっていったら?」

「土方さんを殴らせてもらいます。」

そしてにっこり微笑む。

「チッ…ほら殴りたいだけ殴れ」

そう言って土方さんはどいてくれた。

「よっしゃ」

そう言ってぎゃーぎゃーうるさい男の前に立つ。

…グロっ

もう顔とか体とか言葉じゃ表せないぐらいグロい。

うんグロテスク。

ま、いっか★

やっとストレス発散の機会が…。

そう思うと拳を振り上げた。
< 116 / 392 >

この作品をシェア

pagetop