*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「どうするかと思えばこんなチビだしてきて、ほんと馬鹿だな。」

その瞬間男はフッと馬鹿にしたようにいった。

ーピキン

その時、あたしのイライラがピークに達した。

ーバキンッ

振り上げた拳は男の顔の真横に直撃し、壁はバキバキ。

男は絶望に満ち溢れた顔をしている。

「ふふ…いいねその顔。
今度は…お前の再起不能にしてやるよ」

そう言って脚を振り上げた時、男は一気に話し出した。

「~っ!まてっ!言うから!風の強い日を狙って京都御所に日を放ち、中川宮朝彦親王を幽閉し、松平容保らを暗殺し、孝明天皇を長州へと誘拐するっ!」

…「は?」

意味が分からない。

「クソガキっよくやった!」

土方さんに関してはあたしを褒めてるし…

「何が言いたいの?あたしはイラついてるの。とりあえず鳩尾一発殴らせろ」

そう言って男の鳩尾を思いきり殴った。

「……ゴホッ」

「馬鹿にすんな。チビだってやるときはやりますよ♪」

そう言ってその場を去った。
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