*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
大丈夫、いつも通りに接しれば…

自分にそう言い聞かせて障子を開ける。

ーガラッ

「あ…」

沖田さんは虚ろな目でこちらを見る。

「…へへ…やっぱり行かなくてよかったです。
みんなの足手まといになっちゃいますから。」

そう言って笑う沖田さんをみてるといたいたしい。

もう無理して笑ってるのがバレバレ。

「…無理して笑わないでください…」

「…分かっちゃいます?
だけど…笑わないと泣いちゃいそうなんですよぉ。」

「…泣けばいいじゃないですか。
辛かったら泣く。
当たり前のことでしょ?」

「そうですね…。大声で泣いてた貴方に言われると説得力ありまくりですね。」

沖田さんはそう言ってクスッと笑った。
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