*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
さぁーて、あたしとごたいめーん!

パッと等身大の鏡の中に飛び込む。

鏡の中のあたしは普通のセーラー服を着ていた。

ってことは中学生か高校生だろう。

スカートはいてるのになんで男と間違えるんだろう?と思いながらも、目は肝心の顔の方へと向かう。

「・・・・普通・・・」

あたしは、ポニーテールをしていて、顔は悪くもない、よくもないという普通の顔だった。

まぁ、この顔なら男と間違えられてもしょうがないかなと無理やり自分を納得させて「ありがとうございました」と鬼さんにお礼をいった。

「それで・・・だ、なぜお前は自分の名前を知らないのだ。
なぜここにいる?出身は?年は?お前が生まれた日は?
・・・・・今日は何月何日だ?」

質問ばっかりだ。

「あたしだって好きでここにきたわけでもない。ただ気づいたらここにいただけだ。
そして、なにも嘘などついていない!」

少しいらついていたため、少々きつい言い方になってしまったが、今はそんなことどうでもいい。

あたしにだって事情というものがあるのだ。
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