*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「おーい、総司ーお粥持って来たから開けてー」

そんな時平助が来てパッと空から手を離す。

平助は前、空が好きなようなことを言っていた気がするけど間違いだったみたい。

今はそんな素振りはぜんぜん見せない…って僕はなにかんがえてんだか。

「あ、はいはーい」

そういいながら障子をあける。

「…ん?空寝てるの?
というか…これどしたの?」

平助はそういいながら障子を見る。

「あぁ、片方は土方さんが蹴って片方は空が水枕投げたんですよ。
それなのに僕に後始末頼んだんです。
…あのクソが…」

そう言って平助を見ると、顔が妙に腫れている。

「…ん?平助その顔どうしたの?」

「え?あ、あぁ、なんか急に土方さんに殴られた。僕、何もしてないのに…」

…平助ごめんなさい。

それ僕のせいです。

「あ、そうそう、これお粥と薬と水。
少しでもいいからお粥食べてちゃんと薬飲んで寝ろって土方さんからの伝言付きで。あ、あとなんかせいぜい頑張れって言ってた。」

平助はそう言うとお盆をおいて部屋をでていった。

せいぜい頑張れってか。

頑張るしかないか…。

そう思っていると「んー…」と空の方から声がした。
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