*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「んっ…」

そしてまたキスされる。

沖田さんは何とかして唇をこじ開けようとしている。

だけどあたしはそれを頑固として閉めている。

30秒ぐらいそんなことが続いて一旦沖田さんの唇が離れた。

だけどまたすぐくっつく。

「んっ…」

今度は深い、深いキス。

なんでだろう…。不思議と嫌じゃない。

「んんん…」

だけどさすがに息が出来ない。

「っふぁ…」

少しなら大丈夫と思い空気を求めてわずかな隙間をかあけた。

だけどそのわずかな隙間に沖田さんは舌と水を入れ込んで来た。

「んんっ…」

入りきらない水がポタポタと落ちる。

ーゴクン…

あたしが薬を飲んだ音と共に唇が離れた。

「っはぁっ…はぁっ…」

あたしは息が乱れてるっていうのにあっちは息一つ乱れてない。

「…文句なら、土方さんに言って下さいね♪」

そういいながら沖田さんは一つの紙を渡した。


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