*。・゜例え記憶をなくしても゜・。*【番外編追加中&リク受付中】
「おいクソガキ、てめえも共犯か?」

ギロリと睨みながらいう土方さんはもう鬼そのもので、本能が逃げろと言って体が動き出した。

のそり…のそりと後ろに下がる。

「え…あたしちが…」

「嘘つけ。てめえが手に持っているそれがなによりの証拠じゃねえか。」

そう言っている土方さんにはもうあたしの声は聞こえないみたいで、

「ぎ、ぎやぁぁぁぁぁあーーー!」

「くぉらまてぇーーーー!
2人まとめて切腹じゃぁーーーーーー!」

なんて言いながらあたしを追いかけてきた。

沖田さんの馬鹿ぁぁぁぁーーーー!

これは鬼ごっこじゃないよぉーー!

もうリアル鬼ごっこじゃんかぁーー!

ーきゅっ

そんな音を立てて右に曲がるとドンっと誰かにぶつかった。


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